2006.11.25 常照寺・源光庵・光悦寺・圓成寺(京都)

今年の紅葉は、10月末の北海道、11月中旬の長野、と、
どちらもとてもタイムリーに見ることができたので、
地元の紅葉は、特に「紅葉狩り」に行くこともなく、静かに過ごそうと思っていました。
でも、会社の若き友人が「穴場」を紹介してくれたので、
どうしても行きたくなって、とうとう行ってしまいました(笑)

北大路まで地下鉄で行き、そこからバスに乗りましたが、
北大路のバスターミナルが新しくなっていて、まるで地下鉄に乗るような感じで、
一度地下に降りてから、各ターミナルへの階段を上がる、という風になっていました。
バスが来るまで、屋根と扉付きのところで待っているので、雨や寒い日も安心。
学生の街だけど、今の学生さんて恵まれているなぁ、と思いました。

今日の目的地は、北大路からバスで15分。
バスはギュウギュウ詰めでしたが、渋滞がなくてよかったです。
これから紹介する4つのお寺は、バス停を降りてから、ほぼ1かたまりの場所にありました。

常照寺(じょうしょうじ)
道路から少し入ったところにある赤い山門 本堂
吉野太夫ゆかりの寺として知られているそうで、
住職から、歴史と宝物の紹介を生でゆっくりと聞くことができました。
ここでは、紅葉を眺めながらお抹茶もいただけたのですが、
他のお寺でもあるだろうと思っていたら、ここだけだったので、ちょっと後悔(^^ゞ
 
源光庵(げんこうあん)
ここが今回のメイン!! 紅葉とススキがきれい〜♪
悟りの窓 迷いの窓
本堂には大きな丸窓と角窓が並んでいて、
そこから見える紅葉がとてもきれいでした。
※コーヒーのCMで有名になったそうです。

悟りの窓…「禅・円通」の心を表し、円は大宇宙を表現しています。
迷いの窓…人間の生涯を象徴し、「生老病死・四苦八苦」を表しています。

窓から見えていた庭。 1本の木が赤と黄に染まっていました。
 
光悦寺(こうえつじ)
途中に山門をはさんだ、長い紅葉のトンネルはとても素敵でした!
ここは江戸時代最高の文化人といわれる本阿弥光悦ゆかりのお寺だそうです。
資料館もあり、私には読めない掛け軸など多数展示してありました。
茶室が全部で7つもありました(外から見るだけ) 紅葉に埋もれた茶室
竹を斜めに組んだ、光悦垣と呼ばれる独特の垣根です。
ここで、たまたま居合わせたナンチャッテ舞妓さんが、
後ろを向いてポーズをとってくれましたので、パチリ。
なぜ前から撮らないのか?…
ナンチャッテ舞妓さんといえども、
年齢制限をした方がいいのではないでしょうか?(^_^;)
 
圓成寺(えんじょうじ)

ここは、残念ながら写真撮影が禁止だったので、山門の外から写しました。
たくさんの紅葉に囲まれた本堂はとても美しく、観光客も少なくて静かでした。
本堂のコケがとてもきれいだったので、もしかして、写真撮影が禁止だったのは、
このコケを踏みにじる人がいたからかな?と思いました。
でも、拝観料もいらないので、係りの方が誰もいらっしゃらなくてわかりませんでした。

4ヶ所のお寺、どれもとてもきれいでした。
道路幅が狭く、大きな駐車場もないので観光バスは来ていないけど、
観光タクシーはたくさん停まっていました。

※追記 源光庵は、11月中は撮影禁止になったそうです。(2014年11月)

inserted by FC2 system