2006.12.19 御堂筋スッポン料理(大阪)

大阪に、スッポンのコース料理を食べに行ってきました。

スッポンというのは「噛み付いたら雷が鳴るまで離さない」と聞いていたし、
奈良公園の猿沢の池に行けば、優しい顔をしたのが普通のカメ、
凶暴な顔をしたのがスッポン、とすぐに見分けがつくほど怖い顔をしているイメージがありました。
どんなにコラーゲンがたっぷりでも、決して私が食べることはない!と決めていました。

それが、なぜ食べる気になったのか…、
それは数年前に、郷ひろみさんが食べて、とってもおいしかった、と、教えてくれたから。
ひろみさんて、ヘビが大嫌いだったはず、スッポンって頭がヘビに似ていませんか?
そのひろみさんが言うんだから、よっぽどおいしいに違いない、
1度は食べてみたい、そう思うようになっていました。

ちょうど私が食べに行く前日の朝○新聞の天声人語に、
東京築地の落し物について書かれてた中の1つに、スッポンが逃げ出した話が書かれていました。
見つかったスッポンは、さぞ高値で引き取られただろう、と記者さんは思ったそうですが、
スッポンは雑食なので、1度逃走したスッポンは、ゴミを拾って食べたと思われるので、
売れなかったそうです。
そのことから、私が明日食べるスッポンは、「高価な養殖もの」だと推測できました。

※ここから先は、ちょっとショッキングな画像や記述があるので、見たくない人は見ないで下さいね。

竹の子とワカメの炊き合わせ
最初に「生き血が出る〜!」と覚悟していたから、
フェイントをかけられたみたいな気分だったけど、
ちょっとホッとしました(笑)
シャキシャキとしておいしかったです。
生き血。。。
出た!!
しかも予想に反してこんなにたっぷり。
日本酒で割ってあったので、
生臭くなくて大丈夫でした。

でも、飲んで少しほっておいたら、
上がお酒、下が生き血に分離してしまったので、
早めに飲み干すことをオススメします。

胆のう酒。。。
下に沈んでいる白い物体が胆のうです。
噛むと苦いらしいです。
このお酒はとても辛口で、
ほんの少ししか飲めませんでした。
お造り。。。
卵は直径1センチくらい。
手前左端は心臓です。小指の先ほどの大きさです。
貴重な1個を私が食べましたが、
噛むとジャリッと歯ごたえがあって、
噛み砕くことができないので、ほとんど丸呑みしました。

お肉を生で食べるというのはどうも…
特にレバー(手前右端)は食べにくかったです。

スッポンなべ。。。
驚きました。
野菜の上にスッポンの甲羅がドンと乗っているのですから…
甲羅はなべに入れておくと、
コラーゲンがたっぷり出るそうです。

もっと驚いたのは、頭部や、足もあったこと。
ピクピクと動いているお肉もありました、
もちろん気持ち悪かったですが、
1匹のスッポンの命を無駄にしていけないと思ったので、
ちゃんといただきました。
鶏肉のような味でした。

紙なべ
IHを、自分で使うのは初めてでした。
テーブルの中央にIHヒーターがあって、
触っても熱くないし、箸袋も燃えない。
その上に置かれたのが、初めて見る「紙なべ」。
ザルの中に上質な紙が敷いてあって、
底に丸いステンレスが置いてあるだけでした。
これだけのしくみで鍋が食べられるだから、
すごい!と思いました。
紙なべにフタはなかったけど、すぐにお湯が沸きました
雑炊
これは本当においしかったです。
次回からは雑炊だけでもいいなぁ、と思いました。

最後のデザートは何だろう…
ちょっと怖かったのですが、
超完熟メロンが出てきました。ホッ(^^)

初めて食べたスッポン料理。
おいしかったけど、私には「おいしかったよ〜!」と、人に勧められるかどうかは疑問(^_^;)
自分の体内にもう1個飲み込んだ心臓があるのが、どうにも不思議だけど、
あのスッポンの命の分まで大切に生きようと、思いました…カメは万年?(@_@;)

猿沢の池にいるような凶暴な顔ではなくて、とても優しい顔のスッポンでした。

さて、最近、BBSで話題になった御堂筋に行ってみました。
阪神が優勝すれば、ここで優勝パレードが行われるそうです。
そして、古くは「こぬか雨降る 御堂筋〜♪」と歌われた御堂筋。

有名なイチョウ並木の紅葉は、もう終わっているだろうと思っていましたが、
なんと、まだ残っていました。
あまりきれいに撮れていないし、御堂筋の広さがわかりにくいのですが、どうぞご覧下さい。

中央分離帯に落ちたイチョウの葉が見事でした。
12月も半ばを過ぎているのに、まだこんなにキレイな木もありました。

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