2017.04.05 六道珍皇寺と六道の辻・八坂庚申堂(京都)

 

世間はお花見のシーズンというのに、ちょっと風変わりなところに行って来ました。

六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)と六道の辻
六道」とは、仏教の教義でいう
地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅(阿修羅)道・人道(人間)・天道の六種の冥界をいい、
人は因果応報により、死後はこの六道を輪廻転生するという。
この
六道の分岐点で、いわゆるこの世とあの世の境(接点)の辻が、
古来より当寺の境内あたりであるといわれ、
冥界への入口とも信じられてきた。(ホームページより抜粋)

一度見たいと思っていたので、見に行きました。

六道珍皇寺山門と「六道の辻」の碑
三界萬霊供養塔
あの世への入り口」の文字(^^;

閻魔みくじという、おもしろいおみくじを売っていました。
閻魔さまの体の中におみくじが入っています。

閻魔みくじ 私のおみくじは半吉でした。

おどろおどろしいお寺のイメージとは裏腹に、御朱印を書いて下さるおじさまは
とっても温厚な感じの方でした。

あの世への入口は確認できたけど(笑)、もうしばらくはこの世に置いて下さいm(__)m

幽霊子育飴
六道の辻のすぐ近くに「幽霊子育飴」という看板のお店があります。
今から約400年前に夜な夜な飴を買いに来る女性(幽霊)がいて、
その幽霊は赤ちゃんをみごもっている時に亡くなったのですが、
亡くなったあともお腹の中では子どもがすくすくと成長しお墓の中で赤ちゃんが誕生しました。
母親は自分が母乳を与えることができないため、幽霊となって飴を買いに来たといわれているそうです。

日本で一番古い飴だそうです 麦芽を使った素朴な甘さで、とってもおいしい

こちらも、「幽霊子育飴」という恐ろしい名前とは違って、母親の愛情物語でした。
(赤ちゃんは引き取られ、無事に育ったそうです)

この話が水木しげるの「ゲゲゲの鬼太郎」が誕生するきっかけとなったそうです。

八坂庚申堂(やさかこうしんどう)
次はお花見に行く予定で、八坂の塔に向かって歩いて行きました。

八坂の塔が見えて来ました。
ふと見ると、ずいぶんにぎわっているところがあるので入ってみました。
カラフルなお猿さんがぶら下がっています。
記念撮影をする若い女性がたくさんでした。
見ざる・言わざる・聞かざる
くくり猿
お猿さんが手足をくくられて動けない可哀想な姿を表しています。
人間の中にある「欲望」が動かないように、
庚申さんによってくくりつけられているそうです。

くくり猿に願い事を託して、それを叶える秘訣は、
欲を一つ我慢することだそうです。

願い事を書いたくくり猿がたくさんぶら下がっている境内は、とても華やかでした。
SNSで広まったようです。

次は円山公園と知恩院に行きました。

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