’05.09.17  鱧料理化野(あだしの)の念仏寺(京都)

鱧(ハモ)料理を夏の味覚として欠かせないと思うのは、関西、あるいは京都だけなのでしょうか?
といっても、いつもはそれほど食べないのですが、今回は
京料理せんしょうにて、
鱧しゃぶしゃぶをたっぷりと食べて来ました。

白和え 焼き物いろいろ お刺身(中央が鱧と梅肉)
鱧のしゃぶしゃぶは初めて食べました。 鱧はお鍋に入れると、すぅっと色が白く変わります。
←拡大するとこんな感じで、
ふわっとした白いレースみたいになるのは、
骨切りを丁寧にしてあるからだそうです。
それにしても、こんなにたくさんの鱧を食べたのは初めてです。

そして、なんと秋の味覚「マツタケ」がありました\(^o^)/
マツタケのおいしさはどう表現したらいいのでしょうか、
歯ごたえが他に比較できない食感です。
国産かどうかはわからないけど、香りはありました(^^ゞ

最後の雑炊がまたおいしかったです。
淡白な鱧のだしに、三つ葉が効いていました。
フルーツをいただいてごちそうさま。

     

嵐山方面に行ったけど、急に化野の念仏寺に行きたくなりました。
嵐山は何度も行ったことがあるのに(
今年の春もお花見)、化野は行ったことがありません。
「化野」と書いて「あだしの」と読みます。
「あだし」とは「はかない、むなしい」という意味だそうです。

嵐山の渡月橋
嵐山から化野の念仏寺までは、
かなり距離がありました。
歩いて30分くらいかな…
いい汗かきました(笑)
でも、たまにはのんびり歩くのもいいものです。
お腹もいっぱいだったことだし(笑)
化野の念仏寺の入り口
石畳を上がると、上に入り口があります。
何度も書きますが、かなり歩いたので、
入り口が見えたときは、嬉しかったです(^^ゞ
竹林
入り口から入ると、きれいに整備された竹林がありました。
昼間なのに、ひっそりとしています。
暑さを忘れました。
栗の実
秋の味覚を発見。
でも、まだ青いです。

これが化野の念仏寺の境内です。
写真撮影禁止だったので、遠くから写してみました。右はその拡大写真です。

この石仏がびっしりと並んだ光景を、雑誌などで見たことがあったので、
ひとつひとつの石仏のお顔が拝見したいという、単純な気持ちで行ってみました。
実際に行ってパンフレットを見ると、
化野に散在していた無縁仏、石仏、石像約8000体を集め、
供養するようになったということを知りました。

帰って調べると、なぜ散在していたのか、それはここが農耕の地であり、
かつての農民の貧しさのためだということがわかりました。
石仏は風雨で朽ちて丸くなっているものがほとんどでした。
お線香をあげて来ましたが、意味も知らずに行って来たことを、反省しました。
行く前に知っていれば、もっと心を込めてお参りできたのに…と思います。

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