2010.07.17 祇園祭・山鉾巡行(京都)

京都三大祭5月・葵祭7月・祇園祭10月・時代祭)のひとつである、
祇園祭に行ってきました。

祇園祭は7月に1カ月間かけて行われますが、
中でも、豪華な織物や工芸品で飾り付けられた32基の山鉾の巡行には、
多くの見物者で京都市内があふれます(今年は20万人)。

山鉾巡行は前回はいつ行ったのか、記憶が不鮮明ですが(20代の頃に行ったのは覚えています)、
それくらい久しぶりに行ってきました。

山鉾巡行コースの
案内図です。

朝9時巡行開始ですが、
早く行って
場所を確保する根性もなく、
開始ぎりぎりの時間に
到着しました。

すでにたくさんの人で、
歩くのも大変でしたが、
なるべく前の方を探し、
辻回しの行われるコーナーよりは
少し遠いですけど、
★印の位置で見ました。

32基の山鉾がこの順番に巡行します。(資料は祇園祭宵山会議発行の『祇園祭 宵山・巡行ガイド』より)

上記1〜32のうち、先祭23基まで見ました。
炎天下の朝9時から12時まで、立ちっぱなしでした(^_^;)

四条河原町阪急
余談ですが、阪急百貨店は、
8月22日で閉店することになりました(-_-;)
あと1カ月少々です…

今回は、阪急百貨店の
斜め前で見ていましたが、
「全館閉店」の文字が悲しい。。。

山が23基鉾が9基の巡行開始です。
山はごく一部、鉾は全部を撮りました。

山と鉾の違いですが、
私は大きいのが鉾、
小さいのが山だと
思っていましたが、
山は上に松の木があり、
鉾は松の木がないそうです。

ただし、例外もあるそうで、
よくわかりません。


1番目 長刀鉾
(なぎなたぼこ)
毎年、巡行の先頭で、よくニュースなどで流れる、「しめ縄を切るお稚児さん」が乗っているのは、この鉾です。

曲がり角に来ると、車輪の下に割った竹を敷き、水をまいて、大勢で一斉に引っ張って方向を変えます。
これが「辻回し」と呼ばれる、見せ場の1つです。

四条河原町に到着 巨大な鉾がダイナミックな辻回し! 見事方向転換、たくさんの拍手です。
目の前を通過して行きました。 3人のお稚児さんが乗っています。
鉾頭に付いている長刀鉾

5番目 函谷鉾
(かんこぼこ)
左側の8階建ての阪急百貨店と比べると、大きさが想像できると思います。 宵山で、次女が買ってきた「ちまき」

7番目 四条傘鉾
(しじょうかさぼこ)

9番目 菊水鉾
(きくすいぼこ)
屋根に乗っているお兄さんが、元気で威勢よかったです。お稚児さんはお人形です。

10番目 伯牙山
(はくがやま)
山です。
上の方の説明で書いた通り、
大きな松の木が乗っています。

山は辻回しはありません。


13番目 鶏鉾
(にわとりぼこ)
ゆかたの色が1番派手でした。鉾も豪華絢爛。
MBSのカメラマンさんが、
カメラを地面に着けて
撮っていました。

15番目 綾傘鉾
(あやがさぼこ)
パフォーマンスがあるようですが、見えない(^_^;) 踊ってたと思われる人たち。

16番目 蟷螂山
(とうろうやま)
屋根に乗っているのは、カマキリ(@_@;)
アップで撮ってみました。 羽を広げて去って行きました。

17番目 月鉾
(つきぼこ)
辻回しの様子がよく見えました。大勢で引っ張ってますね。
鉾頭に付いている三日月

21番目 放下鉾
(ほうかぼこ)
これが辻回しの角度が変わる様子が1番うまく撮れました!でも、掛け声やお囃子の迫力までは伝わらない(^_^;)

22番目 岩戸山
(いわとやま)
上に松の木が乗っていて、間違いなく山なのですが、大きいですね。辻回しがありました。
阪急百貨店前に陣取っている、見物者が多いのもわかると思います。

23番目 船鉾
(ふねぼこ)
陸を走る船!

形が
他の鉾と全然違います。

辻回しも独特で、
2方向から引っ張ってた?
ややゆがんだように
見えましたが、
進路修正せず、出発。

そのせいか、
すごく目の前を
通って行ったような
気がします。

船頭に「鷁(げき)」と呼ばれる、
想像上の瑞鳥が飾ってあります。

24番目 北観音山
(きたかんのんやま)

船鉾に続いてすぐに後祭の北観音山が来ましたが、この時点で12時。
すでに3時間経過しているので、帰りました。

鉾のてっぺんまで撮ろうと意識したせいか、写真がどれも小さくなってしまいました。
でも、上の途切れた写真はイヤだし…難しかったです。

また、辻回しが終わって、目の前を通過する速度は思ったよりも早く、
大勢で引いているのですが、ノロノロという感じではなかったです(@_@;)
車輪が大きいからでしょうか?

昼食後、地下鉄四条駅に向かうと、
巡行を終えた長刀鉾が
帰って来ていました\(^o^)/

巡行中は撮れなかった記念写真が撮れて、
ちょっと嬉しい(笑)

車輪の高さがわかると思います。幅は意外と狭いです。
後ろに少し縄が見えていますが…
鉾の組立はクギを使わず、縄だけで仕上げているそうです。
マニュアルもなく、代々引き継がれた知恵で毎年行っているそうです。
遠くに見えるのは、函谷鉾と鶏鉾。

暑かったけど、行ってよかったと思いました。
できれば、もっと辻回しの近くで見たかったけど、早くから並ぶのは大変そうです(^_^;)
来年は、宵山が土曜日、巡行が日曜日に重なり、もっと多くの人が予想されるそうです。

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